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新規ドメインのSEOは早くて2ヶ月・目安半年|検索流入の実測

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「ホームページを新しく作って3ヶ月経つのに、検索しても全然出てこない」。新規ドメインでサイトを立ち上げた製造業の方から、毎月のように受ける相談です。結論から言うと、新規ドメインのサイトが公開から数ヶ月〜半年ほとんど検索に出ないのは、故障でも失敗でもなく「正常」です

当社が支援する製造業2社の新設サイトは、どちらも公開から約半年後の同じタイミングで、検索流入がそれまでの約10倍に跳ね上がる「ブレイクスルー」を迎えました。一方で、樹脂成形分野の専門サイトのように、公開から約2ヶ月で検索流入が立ち上がり始めた例もあります。この記事では、これらの実測の経過をもとに、新規ドメインが沈黙する理由、半年間にやっておくべき仕込み、そして「新規ドメインで作るか、既存ドメインを育てるか」の判断基準を解説します。

公開3ヶ月で検索に出ないのは「故障」ではない

新規ドメインの評価期間のイメージ図。検索エンジンのクローラーが新しいサイトを様子見している

新規に取得したドメイン(例: 新しく作った専門サイトのURL)は、Googleから見ると「実績のない新参者」です。Googleは、どのくらいの頻度でそのサイトを見に行くか(クロール頻度)、どのページを検索結果に載せるか(インデックス)を、ドメインの信頼度に応じて配分しています。生まれたばかりのドメインは信頼の貯金がゼロなので、ページを公開してもGoogleがなかなか全部を見ようとしてくれないのです。

この期間にサイト側で起きているのは、次のような状態です。

  • 記事を公開しても、インデックス(Googleへの登録)まで数日〜数週間かかる
  • インデックスはされても、検索結果の2ページ目以降に置かれて誰にも見られない
  • 検索エンジンにヒットするページ数(Search Consoleで確認できます)が30前後で停滞する

ここで「SEO業者に頼んだのに効果がない」「作った会社が悪いのでは」と判断してサイトを作り直したり、更新をやめてしまったりするのが、一番もったいない失敗パターンです。検索に出ない原因の切り分け方は製造業SEOの始め方でも解説していますが、新規ドメインに限っては「時間がまだ足りていない」が原因の大半を占めます。

実測データ:半年でブレイクした2社、2ヶ月で立ち上がった1社

公開から約半年で検索流入が10倍に跳ね上がるブレイクスルーの概念図

当社が支援する製造業3社の実例を紹介します(いずれも技術特化型の新設サイトです)。

金属加工業のA社は、既存サイトとは別に、得意な加工分野に特化した専門サイトを新規ドメインで立ち上げました。公開から5ヶ月ほどは検索流入がほぼ横ばい。ところが公開から約半年後のある時期を境に、検索流入がそれまでの約10倍まで一気に増えました。特筆すべきは、検索キーワードに会社名がほぼ含まれていないことです。つまり、A社をもともと知らない見込み客が、加工技術のキーワードで新しく見つけてくれるようになったということです。指名検索と新規キーワードの違いについては自社名でリスティング広告は無駄?で詳しく解説しています。

精密加工業のB社も、加工技術に特化した専門サイトを新規ドメインで公開しました。こちらも半年間はほぼ動きがなく、公開から約半年後の同じ月に検索流入がブレイク。B社には運用歴の長いコーポレートサイトが別にありましたが、検索にヒットするページ数では、新設サイトが半年でコーポレートサイトを追い抜きました。この点は後ほど詳しく触れます。

樹脂成形業のC社は、立ち上がりがずっと早いパターンです。得意分野に特化した専門サイトを新規ドメインで公開したところ、公開の翌月には検索表示が付き始め、約2ヶ月で月間クリックがそれまでの2倍以上の数十件規模に立ち上がりました。その後も表示回数・クリックは毎月伸び続け、半年ほどで月間の検索表示回数は1万回規模に到達。「半年間ゼロ→一気にブレイク」ではなく、階段を上るように育った実例です。

半年ブレイク型のA社・B社の経過を整理すると、次のようになります。

期間検索エンジン側の動きサイト側で見える数字
公開〜2ヶ月クロールもインデックスも低頻度。信頼の評価期間検索流入ほぼゼロ。指名検索が中心
3〜5ヶ月インデックスは進むが順位は2ページ目以降が中心表示回数がじわじわ増える。クリックはまだ少ない
約6ヶ月評価が確定し始め、既存ページの順位が一斉に上昇検索流入が数倍〜10倍に跳ねる(ブレイクスルー)
7ヶ月以降新規記事のインデックス・順位反映も速くなる記事を増やした分だけ流入が伸びる好循環に入る

もちろん「半年」はあくまで目安で、サイトの内容がきちんと作り込まれていることが前提です。立ち上がりの速さは、分野の競合の少なさ・サイトの特化度・公開時点のコンテンツ量で変わり、C社のように競合の少ない専門分野に深く特化したサイトなら、早ければ2ヶ月で数字が動き始めます。当社の支援先全体で見ても、適切に手を入れたサイトは半年で検索流入が平均5倍程度まで伸びており、「数ヶ月何も起きないのは異常ではないか」と不安になる必要はありません。

沈黙の半年間にやるべき5つの仕込み

沈黙期間にやるべき5つの仕込み(記事・実績・登録・被リンク・土台)のアイコン図

ブレイクスルーは「待っていれば起きる」ものではなく、半年間に仕込んだページが、評価確定と同時にまとめて順位に反映される現象です。沈黙期間にやるべきことは次の5つです。

1. 技術コンテンツを貯め続ける

ブレイク時に伸びるのは、それまでに公開してあったページです。半年後に10ページしかないサイトと50ページあるサイトでは、跳ね方がまったく違います。加工方法・材質・業界課題を切り口にしたコラムをコツコツ積み上げてください。書き方の全体像は製造業のSEO対策ガイドにまとめています。

2. 製作実績ページを整備する

コラムで集客できても、実績が0件のサイトでは引き合いにつながりません。ブレイク後に訪問者が一気に増えたとき、受注の受け皿になるのは製作実績です。役割分担の考え方はコラムは集客・製作実績は受注で解説しています。

3. インデックス登録を毎回リクエストする

ドメインが弱いうちはGoogleの巡回を待っていられません。記事を公開するたびに、Search ConsoleのURL検査から「インデックス登録をリクエスト」する。地味ですが、新規ドメイン期にはっきり効く作業です。

4. 無料で載れる場所から被リンクをもらう

業界ポータルサイトや商工会議所など、無料で登録できる媒体には登録し、自社サイトへのリンクをもらっておきます。ただしポータルにホームページの文章をそのまま転載するとコピーコンテンツ扱いになるリスクがあるため、掲載文は短い紹介文に留めるのが安全です。

5. 技術的な土台を先に固める

サイトマップ送信、構造化データ、表示速度、スマホ対応。評価期間中にマイナス要因を抱えていると、ブレイクの時期そのものが遅れます。立ち上げ時のチェック項目は製造業のホームページ制作、何から始める?を参考にしてください。

新規ドメインで作るか、既存ドメインを育てるか

既存ドメインと新規ドメインの分かれ道を示す概念図

「半年も沈黙するなら、古いドメインの中にページを足したほうが早いのでは?」——これはその通りで、既存ドメインに歴史がある場合、同じ記事でも評価されるスピードは明らかに速くなります。それでも専門サイトを新規ドメインで立てる価値があるのは、次のような場合です。

 既存ドメインに追加新規ドメインで専門サイト
検索評価の立ち上がり速い(ドメインの信頼を引き継ぐ)遅い(約半年の沈黙期間)
専門性の見え方総合サイトの1コーナーになりがちサイト全体が1つの技術に特化し、専門性が伝わる
キーワード設計の自由度既存構造に制約される特化キーワードでトップページから設計できる
伸びしろ既存サイトの構造が上限になることがあるページを増やした分だけ伸ばせる
向いているケースまず1つのサイトを育てたい段階特定の加工・技術で「その分野の専門会社」として認知されたい場合

実際、先ほどのB社では、運用歴が長く「ドメインとしては強い」コーポレートサイトの検索ヒットページ数を、新設の専門サイトが半年で追い抜きました。古いドメインは会社名では強くても、技術キーワードで新規客を連れてくるページを増やしにくい構造だったからです。時間はかかっても、伸びる上限は特化サイトのほうが高い——これが実測から言えることです。金属加工分野のキーワード設計は金属加工業のSEO対策も参考になります。

ブレイクスルー後に注意したい3つのこと

ブレイクスルー後のチェックリスト(スパム確認・流入キーワード・引き合い記録)

半年経って数字が跳ねたら、次の3点を確認してください。

①PVの急増はまずスパムを疑う。ブレイクと同じ時期に、海外からのスパム的なアクセスでPVだけが跳ね上がることがあります。実際A社でも、検索流入の増加とは別に、特定の日だけ海外アクセスが集中してPVが大げさな数字になっていました。成果の判定は、PVではなく「検索経由のユーザー数」と「表示回数・クリック数」で見るのが安全です。

②会社名以外のキーワードで来ているかを確認する。流入が増えても、その中身が会社名(指名検索)ばかりなら、新規開拓にはつながっていません。Search Consoleで検索キーワードの内訳を見て、技術系キーワードの割合が増えていることを確認しましょう。

③引き合いの記録を残す。アクセスが増え始めたのに問い合わせが増えない場合は、導線やコンテンツの中身に課題があります。「いつ・どのページ経由で・どんな引き合いが来たか」を記録しておくと、次の改善の判断材料になります。アクセスはあるのに問い合わせがない場合の対処は製造業HPから問い合わせが来ない原因と改善策で解説しています。

よくある質問

Q. 半年待っても検索流入が増えません。どこを疑うべきですか?

A. まずSearch Consoleで「検索にヒットするページ数(インデックス数)」を確認してください。ページ数自体が30前後で停滞しているなら、インデックス登録リクエストと内部リンクの強化が先です。ページ数は増えているのに流入がない場合は、キーワード選定か記事の質(一次情報の不足)を疑います。

Q. ドメインだけ先に取得して「寝かせて」おけば有利になりますか?

A. 空のまま寝かせても効果はほぼありません。Googleの評価が進むのは、コンテンツが公開され、クロールされ、検索での表示・クリックといった実績が積み重なってからです。中身のないドメインを1年寝かせるより、最小構成でも早く公開して記事を貯め始めたほうが、同じ1年で得られる評価は大きくなります。専門サイトの構想があるなら「完成してから公開」ではなく、トップページと数記事の段階で公開し、育てながら作り足していくのがおすすめです。

Q. 中古ドメインを買えば半年の沈黙を回避できますか?

A. おすすめしません。中古ドメインには過去のペナルティや無関係な被リンクの履歴が残っていることがあり、かえって評価の足を引っ張るリスクがあります。社名や事業と関係のあるドメインを新規で取得し、正攻法で半年育てるほうが確実です。

Q. 沈黙期間中の成果はどう測ればいいですか?

A. クリック数ではなく「表示回数」と「インデックス済みページ数」を追ってください。表示回数が月を追うごとに増えていれば、評価は水面下で進んでいます。逆にどちらも横ばいのまま3ヶ月以上経つ場合は、技術的な問題がないか点検が必要です。

まとめ:半年の沈黙は「仕込みの期間」

新規ドメインのサイトがしばらく検索に出ないのは、Googleの評価プロセス上の正常な経過です。立ち上がりは早ければ2ヶ月、目安は半年。当社の支援先では、公開約半年で検索流入が約10倍になった2社に加え、約2ヶ月で数字が動き始めた1社がありました。跳ねたのは、沈黙期間に貯め続けたページです。

  • 立ち上がりは早ければ2ヶ月・目安は半年。数ヶ月ゼロでも正常で、作り直しや更新停止が一番の悪手
  • 沈黙期間はコンテンツ・製作実績・インデックス登録・被リンク・技術土台の仕込みに充てる
  • 成果はPVでなく「検索経由ユーザー数」「表示回数」「会社名以外のキーワード」で判定する

当社では、GA4とSearch Consoleの実データに基づいて「いま何を仕込むべき時期か」を毎月のレポートと打ち合わせでご提案する月額マーケティング支援を提供しています。新規サイトの立ち上げ期を無駄にしたくない方は、お気軽にお問い合わせください。支援の考え方は選ばれる理由でも紹介しています。

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