AIに業務を任せられるツールとして注目されるClaude Code。この記事では、Macへのインストールから初期設定までを、2026年8月時点の最新手順で解説します。ターミナルにコマンドを1行貼り付けるだけで、所要時間は5分程度です。
当社はWeb制作・記事執筆・データ分析・経理処理までClaude Codeで運用している会社です。毎日使っている立場から、初心者がつまずきやすいポイントも含めてまとめます。Windowsをお使いの方はWindows版のインストール手順をご覧ください。
※ 手順は2026年8月時点の公式ドキュメントに基づきます。うまくいかない場合は公式ドキュメントもあわせてご確認ください。
事前に用意するもの
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| OS | macOS 13(Ventura)以降 |
| メモリ | 4GB以上(近年のMacなら問題ありません) |
| Claudeのアカウント | 有料プラン(Pro 月$20〜 / Max)が必要。無料プランではClaude Codeは使えません |
| その他 | インターネット接続。Node.jsなどの開発環境は不要 |
アカウントをまだお持ちでない場合は、先に claude.ai でProプラン以上に登録しておいてください。どのAIを契約すべきか迷っている方は、ChatGPT・Claude・Geminiの比較記事も参考にどうぞ。
インストール手順(3ステップ・約5分)

ステップ1: ターミナルを開く
「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。Spotlight検索(⌘+スペース)で「ターミナル」と入力するのが早いです。
ステップ2: インストールコマンドを実行する
ターミナルに以下を貼り付けてEnterキーを押します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
ダウンロードとインストールが自動で進みます。この方式(ネイティブインストール)は以後のアップデートも自動で行われるため、バージョン管理の手間がありません。
Homebrewをお使いの方は brew install --cask claude-code でも導入できますが、Homebrew経由は自動更新されない点に注意してください(更新は brew upgrade claude-code)。迷ったら上のコマンドの方式をおすすめします。

ステップ3: 動作確認
ターミナルを一度閉じて開き直し、次のコマンドで確認します。
claude --version
バージョン番号が表示されれば成功です。実際に当社のMacで実行すると「2.1.225 (Claude Code)」と表示されました(2026年8月時点)。

より詳しい診断は claude doctor で確認できます。
初回起動とログイン
作業したいフォルダに移動して起動します。たとえばデスクトップの「work」フォルダで使うなら次のとおりです。
cd ~/Desktop/work
claude
(Finderのフォルダをターミナルにドラッグ&ドロップすると、パスを打たずに指定できます)
初回はブラウザが自動で開き、Claudeアカウントでのログインを求められます。認証が済めば準備完了です。以後は claude と打つだけで、日本語でそのまま指示できます。
- 例: 「このフォルダの請求書PDFをリスト化して」
- 例: 「このCSVを月別に集計してグラフ用のデータにして」
やっておきたい初期設定
- アップデートチャネル — 起動後に
/configと入力すると設定画面が開きます。安定性重視なら「Auto-update channel」を stable に。新機能をすぐ使いたければ既定の latest のままでOKです - プロジェクトごとの指示書(CLAUDE.md) — よく使うフォルダに「CLAUDE.md」というファイルを置き、「回答は日本語で」「このフォルダの◯◯には触れない」などのルールを書いておくと、毎回同じ指示をする手間が省けます
- ターミナルが苦手な場合 — GUIで同じことができる公式のデスクトップアプリもあります。黒い画面に抵抗がある方はそちらから始めても構いません
つまずきやすいポイント
- 「command not found: claude」と出る — インストール後にターミナルを開き直していないのが典型です。一度閉じて再度開いてください
- ログインで「このプランでは使えない」と言われる — 無料プランのアカウントです。Pro以上へのアップグレードが必要です
- 会社のネットワークで失敗する — プロキシやフィルタリングが原因のことがあります。claude.ai / downloads.claude.ai への接続許可を情シスに相談してください
インストール後、最初に試したい3つの指示(製造業版)
「入れたものの、何をさせればいいか分からない」——これが導入後の最初の壁です。当社が製造業のお客様におすすめしているのは、失敗してもやり直せる小さな作業から始めることです。
- ①「このフォルダの写真を、撮影日ごとのフォルダに整理して」 — ファイル操作の感覚をつかむ練習。加工品の写真フォルダなどで試すと効果を実感しやすいです
- ②「この見積書PDFの品名・数量・金額を一覧表(CSV)にして」 — 転記作業の自動化。紙・PDFからExcelへの手入力が多い会社ほど刺さります
- ③「このExcelの月別売上を集計して、気づいた点を3つ挙げて」 — 集計と分析。「作業」だけでなく「考える仕事」も任せられることが分かります
コツは、最初は本物のデータのコピーをテスト用フォルダに置いて試すこと。慣れるまでは、AIが何をしようとしているかを確認しながら進めてください。
よくある質問
Q. プログラミングの知識は必要ですか?
A. 不要です。日本語で指示すればファイル整理・文書作成・データ集計ができます。当社でも記事制作や経理処理など、開発以外の業務が利用の中心です。
Q. 料金はいくらかかりますか?
A. Claude Pro(月$20)から使えます。利用量が多い場合は上位のMaxプランがあります。APIキーでの従量課金でも利用可能です。
Q. 機密情報を扱っても大丈夫?
A. 入力内容は外部(Anthropic社のサーバー)に送信されます。何を入力してよいかの社内ルールとセットで導入すべきです。詳しくは製造業のAIセキュリティの記事をご覧ください。
まとめ — 入れて終わりにしないために
MacへのClaude Code導入はコマンド1行、5分で完了します。難しいのはここからで、「どの業務に、どう組み込むか」を決めないと数回触って終わります。
テックオーシャンでは、見積・図面問い合わせ・技術資料づくりといった実業務を題材に、AIが「使われ続ける状態」まで定着させるAI活用支援(セミナー・定着プログラム)を提供しています。当社自身がClaude Codeで実務を回している会社として、実体験ベースでお手伝いできます。