COLUMN

そのホームページ、本当に御社のものですか?リース契約の落とし穴と正しい持ち方

INSIGHTS & TIPS

「月々の支払いだけでホームページが持てる」——そんなうたい文句に惹かれて、リース契約でホームページを作った経験はないでしょうか。

実は、リース契約のホームページには大きな落とし穴があります。解約すればサイトは没収され、途中解約には残額の一括払いが必要。しかも、そのホームページは法律上「御社の資産」ではありません。この記事では、Web制作の現場でリース契約のトラブルを数多く見てきた立場から、リース契約の問題点と、ホームページを自社の資産として正しく持つ方法をお伝えします。

ホームページの契約やリニューアルに関するご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。相談は無料です。

ホームページのリース契約とは

ホームページのリース契約とは、制作会社がホームページを構築し、その費用を3〜7年のリース料として毎月支払う契約形態です。月額1〜3万円程度で「初期費用0円」「サポート込み」などをうたうケースが一般的です。

一見すると魅力的に見えますが、リースの仕組みをよく理解すると、ホームページに関してはデメリットの方が圧倒的に大きいことがわかります。

そもそもリース契約は、コピー機や業務用機器のように「高額な物品を分割で利用する」ための仕組みです。しかしホームページはソフトウェアであり、物品ではありません。リースの仕組みをホームページに適用すること自体に無理があるのです。

リース契約をおすすめしない5つの理由

1. 解約するとホームページが没収される

リース契約の最大の問題はここです。リース期間が終了する、あるいは途中で解約すると、ホームページは没収されます。

つまり、何年もかけてコンテンツを充実させ、検索順位を上げ、問い合わせが入るようになったホームページが、契約を切った瞬間にすべてなくなります。リースで作ったホームページは、契約上「リース会社の資産」であり、御社の資産ではないのです。

今の時代、ホームページは会社にとって最強の営業マンです。24時間365日、休まず働き、全国から問い合わせを獲得してくれます。その営業マンを、どれだけ育てても契約を切れば手放さなければならない——これは経営判断として非常に非効率です。

2. 途中解約には高額な違約金が発生する

リース契約は原則として中途解約ができません。やむを得ず解約する場合には、以下の費用が一括で請求されるのが一般的です。

  • 残りのリース期間分の費用 — 例えば月額2万円の5年契約で2年目に解約すると、残り3年分=72万円の一括払い
  • ドメイン・サーバーの移管費用(移管できない場合もあります)
  • ホームページのデータ引き渡し不可 — サイトのデータは返却されず、一から作り直しになるケースが大半

「合わないからやめたい」と思っても、数十万〜百万円以上の費用を支払わなければ抜け出せない構造です。

3. 「ページを簡単に増やせる」は本当か

リース契約のホームページでよくあるセールストークが、「50ページまで簡単に増やせます」といったものです。一見便利そうに聞こえますが、冷静に考えてみてください。

WordPressで構築すれば、ページ数に上限はほぼありません。50ページどころか、数百ページ、数千ページでも問題なく運用できます。しかも、自社のサーバーで運用するので追加費用もかかりません。

さらに、「簡単に増やせる」という謳い文句にも疑問があります。私自身、クライアントの代理でこうしたリース系のシステムを何度も操作してきましたが、率直に言って非常に使いづらいです。

20年前であれば、プログラムの知識がなくてもページを作れる仕組みとして一定の価値があったかもしれません。しかし今は状況がまったく違います。WordPressのブロックエディタを使えば、専門知識がなくても直感的にページを作成・編集できます。あの頃の「簡単」と今の「簡単」では、レベルが桁違いに進化しています。

4. トータルコストが割高になる

「初期費用0円」は魅力的に見えますが、リース料の総額を計算してみると、通常の制作費用よりも大幅に高くなるケースがほとんどです。

項目リース契約通常の制作(自社所有)
初期費用0円50万〜150万円(規模による)
月額費用2〜3万円サーバー代 約1,000円
5年間の総額120〜180万円56〜156万円
契約終了後サイト没収サイトは自社資産として残る
途中解約残額一括払い+サイト没収制約なし
制作会社の変更不可(契約期間中)自由に変更可能
自社所有とリース契約の比較 — 自社所有なら自由に編集・資産として残る・制作会社を選べる。リース契約は解約で没収・途中解約に違約金・業者変更不可
自社所有とリース契約の違い

5年間のトータルコストで比較すると、リース契約の方が割高になるうえ、契約終了後には何も手元に残りません。通常の制作であれば、支払い完了後もホームページは自社の資産として残り続けます。

5. サポート品質は「蓋を開けてみないとわからない」

「サポートが充実している」というのもリース契約のセールスポイントのひとつですが、実際のサポート品質は担当者次第です。これはリース契約に限った話ではありませんが、同じ会社でも担当者によって対応の質に天と地の差があるのが現実です。

「サポート込みだから安心」という理由だけでリース契約を選ぶのは、リスクの高い判断と言えます。

リース契約のホームページでお悩みなら

「今のリース契約をどうすればいいか」「乗り換えの進め方がわからない」など、まずは現状をお聞かせください。ご相談は無料です。

無料で相談する

ホームページを自社資産として持つ方法

リース契約の代替案3つ — WordPressでプロに依頼、補助金を活用、AIで自作
リース契約に代わる3つの賢い選択肢

では、リース契約ではなく、どのようにホームページを持てばよいのでしょうか。現代では選択肢が大きく広がっています。

選択肢1: WordPressでプロに構築してもらう

最もおすすめなのが、WordPress(ワードプレス)でプロのWeb制作会社に構築してもらう方法です。

WordPressは世界中のWebサイトの約40%以上で採用されているCMS(コンテンツ管理システム)です。管理画面からページの追加や編集が簡単にでき、ページ数の上限もありません。

  • 自社のサーバーに設置するので、ホームページは完全に自社の資産になる
  • 制作会社を自由に変更できる — 不満があれば別の会社に乗り換えられる
  • ページの追加・更新が簡単 — ブログを書く感覚で新しいページを作成できる
  • SEO対策がしやすい — 検索エンジンに強い構造を持っている

「制作費が高いのでは?」と心配される方もいますが、初期費用については制作会社に分割払いの相談をしてみるのもひとつの方法です。テックオーシャンでもホームページ制作のお支払い方法についてご相談を承っています。

選択肢2: 補助金を活用して初期費用を抑える

ホームページ制作には、国や自治体の補助金・助成金を活用できるケースがあります。

  • IT導入補助金 — ホームページ制作やITツール導入の費用を最大で数十万円補助
  • 小規模事業者持続化補助金 — 販路拡大のためのWeb制作費用に充当可能
  • 各自治体の独自補助 — 地域によってはホームページ制作に特化した補助制度あり

「初期費用がネック」でリースを検討しているなら、まずは補助金の活用を調べてみてください。リースの総額と比較すれば、補助金を使って自社所有のサイトを作る方がはるかに経済的です。

選択肢3: AIを活用して自分で作る・更新する

もうひとつ、今の時代ならではの選択肢があります。AIを活用してホームページを自作する方法です。

HTMLやCSSなどのプログラミングが少しわかる方であれば、Claude CodeなどのAIツールを使って、自分でページを追加・修正することも十分に可能です。コードを書く作業の多くをAIがサポートしてくれるため、以前よりもはるかにハードルが下がっています。

「プログラムはわからないけど、ページは自分で増やしたい」という方には、やはりWordPressでの構築をおすすめします。プロにホームページの基盤を構築してもらい、その後の更新作業は自社で行う——このやり方が最もバランスが良いでしょう。

なお、テックオーシャンではAI活用のセミナー・研修も実施しています。AIを業務に取り入れたい方はぜひご検討ください。

サーバーとドメインも自社で管理しよう

ホームページを自社の資産にするためには、サーバーとドメインも自社名義で管理することが大切です。

リース契約だけでなく、通常のWeb制作でも、サーバーやドメインの契約を制作会社に任せきりにしているケースは少なくありません。しかし、サーバーとドメインの管理は今やそれほど難しいものではなく、自社で十分に対応できます。

詳しくはサイトの表示が遅いと感じたら?速度改善の方法とおすすめサーバー会社を解説でも解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ — 自社の資産は自社で守る

最後に、この記事のポイントを整理します。

  • リース契約のホームページは御社の資産にならない — 解約すれば没収され、育てたコンテンツもSEO評価もすべて失う
  • トータルコストはリースの方が割高 — 初期費用0円に見えても、総額では通常制作を上回ることがほとんど
  • 今はWordPressやAIで、安く・柔軟にホームページを持てる時代 — 補助金や分割払いも活用できる
  • ホームページ・サーバー・ドメインは自社名義で管理する — 業者依存を脱し、会社の大切なデジタル資産を守る

「リース契約を結んでしまったけど、どうすればいい?」「これからホームページを作りたいけど、何から始めればいい?」——そんなお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。テックオーシャンをはじめ、相談無料のWeb制作会社は数多くあります。信頼できる知り合いの制作会社がいればそこに聞くのもよいですし、周囲にいなければ私たちがお力になります。

ホームページは最強の営業マン — 24時間稼働・全国対応・問い合わせ獲得・自社の資産
ホームページは24時間働く最強の営業マン

大切なのは、自社の資産は自社で管理するという意識を持つこと。ホームページは御社の「最強の営業マン」です。リースで借りるのではなく、自社の資産として育てていきましょう。

ホームページの契約見直し・新規制作のご相談はテックオーシャンへ

リース契約からの乗り換え、新規ホームページ制作、サーバー・ドメインの自社管理への移行など、お気軽にご相談ください。ご相談は無料です。

お問い合わせはこちら

受付時間: 平日 9:00〜18:00

この記事の著者

堀江 祐介(テックオーシャン株式会社 代表取締役)

製造業を中心に数多くの企業のWeb集客支援に携わる。リース契約からの乗り換え支援やホームページリニューアルの実績も豊富で、「自社で管理できる体制づくり」をモットーにサポートを行っている。

関連コラム